江原啓之、鈴木秀子
写真:鈴木慶子
世界各地で紛争や災害が絶えない現代で、私たちはどのように生きていけばいいのでしょうか。今回は、日本のスピリチュアル界を牽引してきたオペラ歌手・江原啓之さんと、聖心会シスター・鈴木秀子さんの共著『最良の人生を生きる法則』から一部を抜粋し、お二人の対談形式でお届けします。

「生きているだけでいい」とシンプルに捉える

江原 ぜひともシスターにうかがいたいのですが、シンプルに生きるための原点とは何だとお考えになりますか?

鈴木 朝、目覚めたときに「ああ、今日も息をしている」と感謝することだと思います。

江原 やはりそうなのですよね。私も最近では「生きているだけでいい」と伝えています。誰かに「私はどうしたら学びを深めることができるでしょうか?」と尋ねられても、「生きているだけで学べます」と。

試練が学びであることは真理なのですが、誰にとっても現世を生きるのは大変なことに違いありません。家族問題、健康問題、仕事問題、お金の問題……。一難去ってまた一難、ときには幾つもの試練が重なることもあります。事故や天災によって突如として愛する人を失うことも起こるのがこの世なのです。

こうして話している今も、戦火の中で呆然自失の状態に陥っている人が大勢います。それでもみんな生きている。生きているだけで偉い、生きているだけで立派だと思うのです。