(撮影:西尾豊司〈Rongress Inc.〉/画像提供:『育つ、育てる。対話力 話し下手が強みになるニクヨ式会話術』KADOKAWA)
ニューレディ、経済愛好家としてテレビやラジオなどで活躍する肉乃小路ニクヨさん。その知的な語り口と温かい人柄が支持され、対談依頼が増加。今では「対話おばさん」と自称することも。人見知りで、コミュニケーションが下手だったニクヨさんが、どのように「対話力」を磨いてきたのか。著書『育つ、育てる。対話力 話し下手が強みになるニクヨ式会話術』より、一部を抜粋して紹介します。

「もう一人の自分」とラリー(≒自問自答)をすると対話の血肉になる

「もう一人の自分」を受け入れたら、経験したこと、感じたこと、考えたこと、思ったことなどをシェアし、対話をしてみましょう。

これは他の人に話しかけるということでもないので、多少ラフでも構わないのです。ボケとツッコミのような感覚で対話してもいいし、ディベート感覚で対話をしてもいいです。いわゆる自問自答をやるのです。

「自分と何を話したらいいかわからない!」という人におススメなのが、何かを経験した後に、「どうして」「なぜ」というところからお互いに思っていることを言い合う形式です。

その上で最終的に「この経験で感じたことは、自分にとって結局なんなんだ」というところを目指して話をすると思考が深まります。

そういう対話を通じて、経験したことについての結論をつけておくと、経験したことを後から活かせるように分類して保存することができるようになります。分類をして保存をすると、知識が活用しやすくなります。

その作業を「もう一人の自分」と一緒にやっていくのです。まるで経験や情報を飲み込んでは噛みしめて、咀嚼していくように。