経済ジャーナリストの荻原博子さんが、お金に関するお得な情報をわかりやすく解説する連載「トクする!荻原博子のマネーNEWS」。今回は「医療費負担を下げるには」です。(「婦人公論」2026年8月号より掲載)
医療費負担を下げるには
6月から、外来の初診料が190円値上がりしました。来年6月には2倍の380円になり、再診料や入院時の食事代なども値上げに。今年の8月からは「高額療養費」の上限額が引き上げられ、通院治療中の70歳以上(年収150万円~約370万円)は年最大7万2000円も上限額がアップ。働く世代も、来年にかけて引き上げられます。
さらに「改正健康保険法」で、来年3月から「OTC類似薬」などの自己負担が増えてしまう。
いっぽう保険料を見ると、4月から健康保険料に「子ども・子育て支援金」が上乗せされ負担増に……。私たちは、どう対処すればいいでしょうか。
まず、ジェネリック医薬品を検討します。慢性疾患なら、「リフィル処方箋」が使用できるか調べましょう。
リフィル処方箋とは、1回の診察で最大3回まで薬局で薬をもらえる処方箋のこと。医師が「症状が安定している」と判断すれば、2~3回目は診察なしで薬が買えるため、診察料と診察時間が節約できます。
次に、近所に「かかりつけ医」を見つけておく。今は、紹介状なしで大病院に行くと、初診料に7000~1万5000円(税別)を上乗せされます。この料金には公的保険(1~3割負担)は適用されません。
また、お腹が痛いからと大病院に直接行ってしまうと、内科から、「精神的なストレスかも」と心療内科や精神科に回され、そのたびに診察を受けさせられるケースも。
ですから、最初にかかりつけ医に行き、適切な判断で紹介状を書いてもらうほうが時間も費用も節約できるのです。

