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タレントの枠を超え、多方面で活躍する田村淳さん。これまでの人生で、感じてきたこと、学んできたこと、そして数えきれないほどの失敗と反省――田村さんが、娘たちが20代になった時に伝えたい言葉とは。話題となった「娘たちへの遺書」をコンセプトに書き溜めたInstagramを再構成した著書『20代の君へ。 働き始める前に読んでほしい父からのメッセージ』から一部を抜粋して紹介します。

大事にしたいのは、夢よりも好きなもの
――確かな夢を持った人なんて、そういない

日本人は「夢」って言葉が大好きだ。小さい子どもの頃から進路を選ぶときまで、「将来の夢は?」って聞かれて育つ。

でも、この夢信仰、パパは反対だ。「夢や志を持っているのが当たり前」って前提を植えつけられるし、将来の夢から逆算して人生設計をするクセもついてしまうから。

そもそも、まだ社会にも出てないどころか、10年くらいしか生きてない子どもに「これからの人生、何をして食べていきたい?」なんて、酷な話だと思わない?

だから、パパは、君たちに将来の夢を尋ねたこと、一回もないんじゃないかな。

夢なんて持たなくていいよ。もっと言えば、「やりたいこと」だってなくていい。

え? 遺書は「やりたいことリスト」だって言ったじゃないかって?

たしかにその通り。でもちょっと、パパの話を聞いてね。