「ラーメンを食べると太る」「好きだけれど、健康のために頻繁には食べないようにしている」…そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。「『不健康の代名詞』のように扱われてきたラーメンは、高齢者医療の視点から見直すと、実はまったく違う姿が見えてくる。ラーメンは悪役ではなく、頼れる栄養補完食にできる」と断言するのは、精神科医であり、ご自身もラーメンを愛食されるという和田秀樹先生です。そこで今回は和田先生の著書『ラーメンと健康 「炭水化物=悪」ではない』より一部を抜粋し、「和田式・ラーメン健康法」をお届けします。
「一次予防的」視点からのラーメン
本来、私たちが最も重視すべきは、薬に頼る前の「一次予防」のはずです。病気になってから(あるいは検査値が悪くなってから)慌てて対処するのではなく、そもそも病気を跳ね返すだけの体力と免疫力をつけておくこと。
そして、たとえ病気になったとしても、ウイルスや菌に負けないだけの抵抗力を養っておくことです。
実際、基礎疾患のデパートのような私自身も過去にPCR検査で3回ほど新型コロナウイルスの陽性反応が出たことがあります。しかし、幸いなことに3回とも無症状で済みました。
もちろん、特定の食事だけで感染症を完全に防げるわけではありませんし、これはあくまで私個人の体験に過ぎません。
ただ、日頃からしっかりと食べて栄養を満たし、免疫力を高く保っていたことが、結果としてウイルスに負けない体を支えてくれたのではないかと、医師としての実感もこめて考えています。