2001年に放送された連続テレビ小説『ちゅらさん』でヒロインを務めた俳優の国仲涼子さん(47)が、放送中のドラマ『ブラッサム』(総合、月~金)で、主人公・葉野珠(石橋静河)の継母・リョウを演じている。明治、大正、昭和、平成と激動の時代を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代(1897~1996)をモデルとした物語。『ちゅらさん』以来、25年ぶりの連続テレビ小説となる国仲さんは「40代で朝ドラヒロインの母親を演じたい」と願っていたという。久しぶりの連続テレビ小説の現場や作品への思いを国仲さんに聞いた。(取材・文・婦人公論.jp編集部 撮影:武田裕介)
「40代で朝ドラの母親役に」
25年ぶりの朝ドラの現場です。撮影ペースはもう忘れていましたが、実際に現場に戻ってみて変わらないなと感じたのはリハーサル。1週間分のリハをまとめて1日で行うので、朝から夜までリハの日がある。一方で、変わったと感じたのは映像の美しさです。もう肌の毛穴まで見えるくらい細かく映りますね(笑)。母親役として戻ってくることができて幸せです。
<国仲さんは沖縄県出身。2001年に放送された『ちゅらさん』で沖縄出身のヒロイン、古波蔵恵里を演じて、注目された。以降、ドラマや舞台、映画など活躍の場を広げ、現在は2児の母として子育てと仕事の両立に向き合っている>
この仕事を続ける中で、「40代で朝ドラヒロインの母親役を演じたい」と強く思うようになりました。それは、『ちゅらさん』で、恵里の母親役を演じられていた田中好子さんの存在が大きかったからです。当時好子さんは、何もわからなかった私にすべてを教えてくれました。プライベートでもよく食事に誘ってくださり、公私に渡り私のことを支えていただいたんです。
自分が40代を迎えた時に、「好子さんはこの年齢で『ちゅらさん』の母親役を演じていたんだ」と気づきました。「好子さんはどんなふうに私のことを見ていていくれたのかな」と、同じ目線に立ってみたいと思ったんです。
『ちゅらさん』でも劇中で出産して母親を演じて、その後、実際に自分も出産しました。自分が出産してからの母親役は、気持ちの面ではかなり違いました。「母親だったらこうするよね」と自分の中に自信みたいなものがあるので、そこの部分はリョウとしてもしっかり出していきたいと思っています。