イラスト◎bonbon
開運アドバイザーで「婦人公論」の愛読者でもある“アラフィ婦”さんが綴る、主婦投資家の株日記。お金とは切っても切れない(?)開運術も伝授しますのでお楽しみに! 株価に一喜一憂などしない愛犬ちゃろ(柴犬・♀・4歳)も登場しますよ~! 第13回は「緊急事態宣言下、ゲーム業界の株を狙ってみる」です。

※この記事は、あくまで個人的見解に基づくものであり、投資や個別企業の株取引を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

アラフィ婦、戦国武将と化す

令和3年1月、私は戦国武将となって全国の仲間と共に戦っておりました。何かって、スマホゲームなんですが。

緊急事態宣言が出て巣ごもり期間のヒマつぶしのつもりで始めたら、それが一人でコツコツやるものではなくて「一族」に入って仲間と協力してやるオンラインゲームだったのです。

根が真面目な私、仲間の期待にはちゃんと応えたい。一向一揆だといえば砦に馳せ参じ、攻城戦だといえば主城に援軍派遣し、空き時間には野武士を撃退して、とひたすら任務に励みました。スマホの画面が小さすぎて読めない ! そうだハズキルーペだ。買ったはいいけど長らくしまいこんでいたハズキルーペをかけ、一日に何度も目薬を差し、いったい私は何をしているの?

見えない何かに突き動かされて、ドップリハマったころにやってくるのが「課金」の誘惑。10時間も20時間もかけないとできないことが、ほんの数百円で一瞬でできてしまう。タイムイズマネー、時は金なり。金は時なり。

強い武将だってお金で買えます。つい500円、そのうち1,000円、最後は万で注ぎ込みそうな仕掛けを運営は次々と繰り出してきます。恐るべし。

「課金、ダメ、絶対」という鉄の意志を持った私でさえ、コロナで観劇中止になったチケット代と比べたら安いものじゃないかしらとか一瞬考えました。こわい こわい こわい。そして閃きました。ゲーム業界って、このコロナ禍で儲かっているんじゃないの?