我流ダイエットとともに15年
まず、私の体重の遍歴についてお話しますね。2006年に長男を産んだ頃から太り始め、それからはずっと上り調子で(笑)、一時は65kgくらいまで行きました。ちょうど2020年一番初めの緊急事態宣言の時、入らなくなったサイズの服を断捨離しようと思い立って。結果、どうしても捨てられないお気に入りの数着を残して45Lのゴミ袋で30袋、処分したんです。そのゴミの山を見て、これではいけないと。
15年近く痩せたいと思い続けていて、常になんらかのダイエットに手を出していました。でも通販で人気の「乗ってブルブルするだけで痩せる」などの器具を買ってみたり、効くと言われた体操をやってみたりしても体重は変わらず、すぐに諦めてしまい、次のダイエットに手を出す、の繰り返し。本気でやるなら、我流ではなく誰か他人の手も借りて痩せるべきか、と思っていた矢先に、RIZAPのCM出演のお話をいただきました。
RIZAP前の私はといえば、お酒が好きで食べることが好きで、夕飯には缶のチューハイがお供。体重のことを頭の片隅で気にしていたので、夜に炭水化物を抜くくらいのことはしても、たいして飲みたくもないのに習慣でお酒を飲んでしまっていました。全部飲みきれなくてもつい、プシュっと開けてしまう……。
夫の元木(読売巨人軍コ―チ・元木大介さん)も、ともに野球に打ち込んでいる高1の長男と小5の次男も、とにかくたくさん食べるので、冷蔵庫は常に食材でいっぱい。そして、息子たちをそれぞれの野球場に送迎する日は忙しいので、自分はまともに朝ご飯も食べられず、ほかの保護者の方と球場で合流してから、おにぎりやお菓子を食べて……なんてことも多かった。球児の親御さんたちは、自分を二の次に子どものサポートをしている方たちばかり。子どもにはお弁当を持たせても、自分たちはコンビニ食など簡単なもので済ませたりすることが私の周りでは当たり前の光景でした。
そして家でも、お酒の好きな夫と「バーいずみ」と言いながら、ツマミを作って22時以降にテキーラを煽る。テキーラは少量で酔えるから体重に影響がないよね、という独自の間違った解釈をしていた私。また、夕飯後に甘い物を夫と子どもたちとともに食べて話をするという「お茶の時間」は、結婚して以来ずっと続けていました。今考えたら、恐ろしいですよね。(笑)
そうやって年々丸くなってきたわけですが、夫は最後の最後、優しいところがあるので、私の見た目をけなすことはしなかったんです。体重を心配されることもありましたけど、私は「太っていて悪いですか?」「これが私です!」と開き直っていましたね。(笑)