映画では敵対関係の役柄だったという、古田新太さん(左)と松坂桃李さん(右)
世代は異なれど、唯一無二の存在感でさまざまな作品に引っ張りだこの古田新太さんと松坂桃李さん。意外や実写作品では初の共演を果たしたばかり。現場で感じた互いの印象は(構成=上田恵子 撮影=小林ばく)

基本的には《シンデレラ》

松坂 今はこんなご時世で外食もできませんが、古田さんは最近どう過ごしていますか?

古田 まっすぐ帰って、家で飲んでるよ。これまでは仕事終わりでお店に飲みに行って、帰宅してからも家で飲むという2段階だったものが、コロナのせいで「店で飲む」が飛んじゃった。でも違うのはそこだけで、生活自体は変わってない。

松坂 お酒は欠かせない。

古田 うん、オイラはもう何十年も休肝日ナシ。あと基本的には《シンデレラ》で、外で飲んでも12時には帰るって決めてる。舞踏会の魔法がとけちゃうから(笑)。今は舞踏会がなくなったぶん、家で夜の8時、9時くらいから飲み始めて、2時、3時まで飲んでるよ。

松坂 僕も仕事の後はサッと家に帰って、風呂に入ってからお酒を一杯、というのが一番のリフレッシュになってます。「あとは疲れて寝るだけ!」という状況で飲むお酒は最高です。

古田 最近、「コロナ禍で自宅にいる時間が増えたので英会話を始めました」「ウクレレ始めました」とか言う人いるじゃない? 毎回思うんだけど、本当にやりたいことならコロナ禍になる前からやってるよね。

松坂 あはは(笑)。たぶん、あと一押しが欲しかったんでしょうね。やらなきゃいけないと思いつつ、面倒くさいなあって。今なら「コロナ禍で時間ができたので英会話始めたんですよ」って言えば聞こえがいいし。ちなみに僕は動画配信サービスで、映画やドラマを観るようになりました。

古田 へえ、何観てるの?

松坂 もう片っ端からです。ランキングが出てくるので、今はこれが1位なのか~ってちょっと観たり。特に韓国ドラマは常にランクインしてるので、そんなにいいのかなってずっと気になっていたんです。で、この機会にデビューしてみました。『梨泰院クラス』を最初に観たんですが、確かに面白いかもと思いましたね。