『恵方ずし』(撮影:竹浦康郎)
リニューアル一号目となる『婦人公論』(2月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「冬の台所ずし」を特集! 残りもののおかずや常備品で作る普段のおすし。「食感豊かに、具材はたっぷり」のコツを松田美智子さんに習います(撮影=竹浦康郎 料理・スタイリング=松田美智子 構成=北村美香)

切る、返す、あおぐ「基本のすし飯」の上手な作り方

家にあるものでもっと気軽にお寿司を楽しみましょう。基本的な組み合わせを覚えればあっという間に完成します。

まずはベースとなるすし飯の上手な作り方のおさらいから。

《 材料(米2カップ分) 》

・米…2カップ
・水…350mL
・酒…大さじ2
・昆布…3cm角1枚

・基本のすし酢
 米酢…1/3カップ
 塩…小さじ2
 三温糖…大さじ1

《 作り方 》

(1)熱々のご飯を山のように盛るのは冷めないようにするため。ここにすし酢を回しかけ、一気に米にすし酢を吸わせる

(2)米粒をつぶさないように全体にすし酢をまとわせるため、ご飯をしゃもじで切るようにし、下から上に返して混ぜる

(3)うちわであおいで冷ます。急激に冷やすことで、すし酢を吸った熱いご飯がべちゃっとならない