青木さやかさんの好評連載「48歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、48歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、ギャンブル依存の頃を赤裸々に告白した「パチンコがやめられない。借金がかさんだ日々」などが話題になりました。今回は「ヤングケアラーが気になる人として」です。
「ヤングケアラー」について思うこと
NHKの『あさイチ』によんでいただいた。
特集は「ヤングケアラー」。
ヤングケアラーとは、一般に本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っているような子どものことを指すのだと言う。
番組では、パニック症のシングルマザーのご家庭で、家事などを日常的に手伝っている子どもさんの様子をはじめ、ご苦労されているお子さんのインタビューや、親御さんが子どもに申し訳ない、と涙ながらに答えるインタビューがあった。
なんとも言葉にならない思いだった。親は子どもを思ってる。子どもも、親を思ってる。