ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、ユニセフ(国連児童基金)の親善大使を務める黒柳徹子さんが4月5日、自身のインスタグラムで青と黄色のウクライナの国旗を思わせる衣装をまとい、ウクライナの子どもたちのための募金を呼びかけたことが話題になっています。そんな黒柳さんが4月15日発売の『婦人公論』5月号に登場し、自らデザインした衣装を初お披露目。これまでに『徹子の部屋』で着た衣装の多くは寄贈して子どもたちの支援に役立てているそうです。平和についての思いを語った一節とともに、発売中の雑誌記事より一部を先行公開します。(構成=篠藤ゆり 撮影=下村一喜)
見てくれる人に喜んでもらいたい
今日のお衣装は、ユーチューブチャンネル『徹子の気まぐれTV』でデザイン画を描いたもの。下手な絵だったけど、可愛く仕立ててもらえました。私、素敵とか、キレイとかより、「カワイイ」と言われるのがいちばん好きなの。
ヘアスタイルは、タマネギ頭だといつもと同じだからつまらないじゃない? だから、ちょっと変えてみました。お衣装も髪型も、みなさんに喜んでいただきたいから。昔、ニュースショーに出ていたとき、「親の介護でずっと家にいるけれど、徹子さんの服を見るのが楽しみです」というお葉書をいただいて。それ以来、『徹子の部屋』も、毎日着るものを替えるようにしています。
始まったのが1976年だから、今まで着た衣装だけで1万何千着。何かのときにもう1回着ようと思っているもの以外は、親と一緒に暮らせない子どものための活動をしている団体に寄贈して、売ってもらって。自立支援ホームが3軒建ったといいますから、よかったなと思います。