イラスト:関口ユートピア
「すぐ横になりたくなる」「食が細くなって、パワーが出ない」など、慢性的な疲れの原因は食事にあるかもしれません。健康にいいと信じていた食べ方が、実は体に負担をかけていた、効率よく栄養を摂取できていなかった、ということもあるのです(構成=浦上泰栄 イラスト=関口ユートピア)

60代から見直したい疲れにくい食べ方

以下の設問に○か×で答えましょう。解答と解説は次のページから

Q1 食事は「野菜→おかず→ごはん」の順に摂るといい

Q2 強い体をつくるには夕食でたんぱく質をしっかり摂ると効果的

Q3 歳を重ねたら粗食&小食が健康の秘訣

Q4 空腹時間が長いほうが、健康寿命が延びる

Q5 寝る前に小腹が空いたらヨーグルトを食べよう

Q6 骨を若く保つには、刺身より焼き魚がおすすめ

Q7 水分補給は水より緑茶を積極的に

 

体の変化に合わせて食べ方を工夫しよう

私たちが毎日いきいきと活動的に暮らすために欠くことができないのが、「エネルギー」です。そのエネルギーを生み出すのは、筋肉などの人間の体を構成する細胞の組織で、日々口にする食べ物によってつくられています。ですから、いかにバランスのよい食事を摂るかが重要なのです。

しかし、食生活が偏り、必要な栄養素が不足すると、体の機能が正常に働かず、疲れやすい、眠りが浅く熟睡できない、といった症状が表れるようになります。

60代になっても活発に動いて人生を楽しむ人がいる一方で、老けこんで活力を失ってしまう人がいるのは、食生活が影響しているといっても過言ではありません。体の変化に合わせて、食材の選び方や食べる量、食べ方を工夫する必要があるのです。

冒頭のクイズの解説とともに、ぜひ実践していただきたい《食べ方の新常識》をお伝えします。