101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活 のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「 簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがい っぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社) から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。
<100歳の100の知恵 59>
『「大根そば」はせん切り大根が主役』
「大根そば」は、近所の中国料理店で覚えた味。
鶏ガラスープの素に、水に戻した干し貝柱と干し椎茸、昆布などを入れてスープを作り、醤油で味つけします。
そこに、せん切りの大根をたっぷり入れて、煮ておきます。

土鍋で作ってそのまま出すと、冬のおもてなしの「シメ」にもぴったり(写真提供:photo AC)
中華麺は熱湯にくぐらせてから、大根を入れた鍋に入れ、ほどよい硬さになるまで火を入れるだけ。麺は生麺でもいいし、即席麺でもかまいません。
私は生麺を冷凍しておいたものをよく使います。
土鍋で作ってそのまま出すと、冬のおもてなしの「シメ」にもぴったりです。