心地いいドラマ
この回のあらすじはこうです。
洗濯機の排水口が詰まって水が溢れそうになったことをきっかけに、思い出す元恋人との苦い思い出。
排水口の水が溢れていても、「昼メシまだ?」と言うだけで、何の手伝いもせず不機嫌そうに出て行き、その後も何かにつけて高圧的な態度のノブさん。
使わないでと言っておいたお肉で自分だけ唐揚げを作って食べ、散らかしっぱなしで片付けるそぶりもなく、文句を言うと、「食費を半分出しているのに、何でいちいちお前に許可をもらわないといけないんだ」と逆ギレする元恋人。
そんなノブさんとは対照的なケンジ。
ある日、帰宅したシロさんが夕食の親子丼を作ろうと冷蔵庫を開けると、あったはずの玉ねぎがなく、昼食で玉ねぎを使ったケンジは、シロさんを気遣いながら「ゴメンね、すぐ戻ってくるから」と急いでスーパーに買いに走ります。
そんなケンジの後姿を見送りながら、ふと見ると、また排水口が詰まった時の為にとケンジが買ってきたホースと、アイロンをかけて畳んである洗濯物が目に入ります。
ケンジの優しさを改めて感じ、涙を滲ませるシロさん。
「そうか、俺…今幸せなんだ…」
男とか女とか関係なく、互いが互いを思いやる気持ちが、どこか温かく、優しく、心地いいドラマです。
間違いなく私より女子力の高い食レポ上手なケンジと、そんなケンジを優しく見つめるシロさん。
そして、倹約家のシロさんが作る気取らない料理と、美味しいものを食べる幸せな時間。
今更ながらハマった『きのう何食べた?』で、あまり料理が得意ではない私も、ちょっと作ってみようかと料理に興味を持ったというわけです。