残りの人生あと1年を、どう充実させようか

明日は土曜日。

子供や孫たちの楽しい週末を、衝撃的な知らせで台無しにしたくありません。

きっと、お休みを取る仕事関係者も多いでしょう。

がんのことは、針生検が終わってから伝えよう。

それよりも、長くてあと2年――、いや、1年と考えたほうがいいだろう。

もはや助からないのならば、残りの人生あと1年を、どう充実させようか。

帰りの電車に揺られながら、様々に思いを巡らせました。

 

※本稿は、『がん「ステージ4」から生まれ変わって いのちの歳時記』(双葉社)の一部を再編集したものです。

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