理解をより深めるために「やってみよう」

あなたに最も強くネガティブな反応を引き起こすのは子どものどういう行動か、考えてみましょう。あなたが子どものころ、それと同じ行動をしたときには、何が起こりましたか?

目を閉じて、一番古い記憶を探ってください。ぼんやりした映像か感情が浮かぶだけかもしれませんし、明確なストーリーがあるかもしれません。

その記憶のなかで最も強い感情はなんですか? その記憶と、いまのあなたにはどんな関連がありますか? その記憶はあなたの子育てにどう影響していますか?

この課題の最中に「何か」が浮かびあがり、たとえばそれが恥をかくことへの不安だとしたら、いまのあなたは常に自分が正しいと思うような親かもしれません。

その場合にとばっちりを受けるのはあなたの子どもです。浮かんできた「何か」を直視できれば、恥ずかしい気持ちに負けそうになったり、言い訳をしながらいままでと同じ行動を続けたりすることはもうないでしょう。

※本稿は、『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。


子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(著:フィリッパ・ペリー・高山真由美/日経BP 日本経済新聞出版)

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子どもが幸せになるための心がけ