期待は必ず裏切られる

まずは、親が子どもへの依存心をきっぱり捨てることです。子どもには子どもの人生があることを理解して下さい。

「これまで面倒を看てやったんだから、今度は面倒を看ろ」と考えたくなる気持ちも分かりますが、こうした期待は必ず裏切られるので、するだけストレスの素です。

『死ぬまでひとり暮らし ─ 死ぬときに後悔しないために読む本』(著:和田秀樹/興陽館)

また、学校を卒業して社会人として生きている子どものことを、必要以上に心配することもやめるべきです。

子どもが相談してきたら、きちんと答える。その程度の距離感が適切です。

首を突っ込んでも、解決につながることはまずないし、かえって子どもの立場を悪くします。すでに自立した人間なのだから、もう放っておけばいいのです。