体幹コア体操のススメ

特に前後屈の、後屈の動きはより丁寧に。日常では背中を反らす動きはめったにしませんので、どうしても猫背の背中の丸まった姿勢で固まりがちです。1日に1回も背中を反らさない、なんてことも珍しくはありませんからね。

体幹の後屈がうまくできないと、膝を曲げる動きでごまかしがちです。いかにも年寄り臭いポーズなのですが、それは体幹の動きが悪くなっている、特に高齢の方などは、自然とこのような姿勢で後屈をすることが多いからです。

この体幹コア体操は3種目全部行ってもたった1分程度。

おすすめの時間は朝です。朝に行って、快適に動ける体をつくれば、その後一日を活発に過ごしやすくなるはず。毎朝若々しく快適に動ける体に整え、テキパキと元気ハツラツな一日をスタートさせましょう!

図)体幹コア体操とは

写真を拡大 『学術的に「正しい」若い体のつくり方』(中公新書ラクレ)より
写真を拡大 『学術的に「正しい」若い体のつくり方』(中公新書ラクレ)より

※本稿は、『学術的に「正しい」若い体のつくり方』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。


学術的に「正しい」若い体のつくり方』(著;谷本道哉/中公新書ラクレ)

筋肉こそ生涯の友である!
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