女性の半数が90代まで生きる時代、転倒・骨折を風呂カラオケで予防する

風呂カラオケを続けることによって、「介護が必要になる原因」の上位「転倒骨折」と、80歳以上のかたの死因にとても多い「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を予防でき、認知症につながる「老人性うつ」もやわらぎます。

今、日本人のほぼ3割が高齢者(65歳以上)になり、厚生労働省は、「90歳まで生きる割合は、2016年生まれで男性4人に1人、女性は半数」と予測しています。

人生100年時代、はやばやと要介護や寝たきりになったら大変です。

よくつまずく高齢者のかたは、ほぼ例外なくのどの筋肉が衰え、食事のときにムセやすかったり、声がかすれぎみであったりします。

のどの筋肉が丈夫なら、「誤嚥」だけでなく「転倒」の危険もぐんと減る(写真提供:Photo AC)

逆に、スタスタ歩けるかたは、90歳を超えていても声につやとハリがあります。

これは偶然の一致ではありません。

どういうことかというと、のどの筋肉が丈夫なら、「誤嚥」だけでなく「転倒」の危険もぐんと減る。つまり、元気で自由に動ける老後をキープしやすいのです。