「法会」で解決を願った

答えを記せば、基本的にはお坊さんを呼んできて、お経を唱えさせていました。

本郷和人先生が監修を務める大人気の平安クライム・サスペンス!『応天の門』(作:灰原薬/新潮社)

お経を唱える儀式を「法会」といいます。

朝廷は年中行事として、日にちを定めて各種の法会を執り行っていました。

それに加えて火山の噴火・日照り・河川の氾濫などの天災があったとき、兵乱が起きたとき等々、何しろ困った事態が生起すると、解決を願って、臨時の法会を催していたのです。