「そのままの自分」を生きるためには
「そのままの自分を生きる」ためには、あまり気合を入れすぎずに、あせらずにゆるりと肩の力を抜くことも大切じゃないかなと思います。
いきなり「そのままの自分を生きよう」と言われても、全部の自分をありのまま、そのままさらけ出すっていうのは怖いし、どうしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。その気持ちもわかります。
だから、「ちょっとだけ、そのままの自分を生きること」「そのままの自分を生きてみること」というのをまずは提案したいな、と思いました。
「変わらなきゃ」って思ったときは、「このままじゃダメ」って思ったときは、ちょっと落ち着いて。
ベッドでもソファでも、ごろんと横になってみて。
少しだけ「そのままの自分」を見せちゃダメかを考えてみてください。
そのままの自分で生きられない場面やタイミングもあると思います。
時にはまわりに合わせたり、会社や世間のルールを守りながら、常識や普通を気にしながら生きなければいけないこともあると思います。
でも、やっぱり弱い自分やポンコツな自分、できない自分、凹む自分、そんな自分を「これも自分だなぁ」とありのままそのまま受け止めて、「そのままの自分」を生きることも大切にしてみてほしいなと思うのです。
※本稿は、『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(著:藤野智哉/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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