2024年6月24日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に木野花さんが登場。子どもの頃から憧れていた松島トモ子さんに、今年初めて会ったときの思い出を語る。今回は、役者の道のりを歩んだきっかけについて語った『婦人公論』2024年4月号の記事を再配信します。
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NHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、スズ子を支える家政婦さん「大野晶子さん」を熱演、舞台や映画、ドラマで独特の存在感を見せる木野花さん。2023年には、演出家として読売演劇大賞・優秀演出家賞も受賞しました。自他ともに認める元気印の木野さんですが、体の痛みで動くこともままならなかった時期があったそうです。
(構成=村瀬素子 撮影=岸隆子)
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NHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、スズ子を支える家政婦さん「大野晶子さん」を熱演、舞台や映画、ドラマで独特の存在感を見せる木野花さん。2023年には、演出家として読売演劇大賞・優秀演出家賞も受賞しました。自他ともに認める元気印の木野さんですが、体の痛みで動くこともままならなかった時期があったそうです。
(構成=村瀬素子 撮影=岸隆子)
痛み止めを飲み、足を引きずりながら
ありがたいことですが、昨年後半からオファーをいただいたお仕事が立て込みまして、近年一番の忙しさでした。『ブギウギ』の収録で毎週大阪に通い、映画『熱のあとに』『じょっぱり―看護の人 花田ミキ』に出演。
役者業と並行し、演劇ワークショップで演出していた芝居の発表会もあってと、常に仕事が重なり、ほぼ休みなく働いて……。この状況を乗り切れるか、私! と半ば体力気力を試されてる気分で思わず気合が入り、気がついたら終わっていました。(笑)
撮影現場や芝居の稽古場に行くと、若い人によく言われるんです。「木野さん、なんでそんなに元気なんですか!」と。なんででしょうね。76歳になりましたが止まりませんね。うるさいくらい元気なようです。
今は健康な私ですが、60代の中頃は歩くのもつらい状況にありました。50代後半から脚の付け根が痛み始め、病院に行くと、変形性股関節症との診断。
この病気は、大腿骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、歩くたびに痛みが出てきて脚を動かしづらくなります。私は外股で歩くクセがあったので、年を重ねるうちに軟骨が激しくすり減ってしまったようです。