靴を見ればわかってしまうこと
イタリアのことわざに「靴はその人の人格を表す」というものがあります。
カラフルな靴を履いている人は「元気があって楽しそう」、流行りの靴は「ミーハーで流されやすく浪費家っぽい」、機能的な靴は「頭がよく頼りがいがある」、上質でオーソドックスな靴は「品格があり、堅実そう」などと感じるでしょう。
靴は思った以上に、自分を印象づける重要アイテム。
「服がよければ靴は適当でいい」ではなく、自分を高めてくれる靴を選び、手入れをすることが重要なのです。
20年ほど前、ギリシャで暮らしていたとき、自宅でも寝るとき以外はピンヒールで過ごす女性たちに、心底、驚いたことがありました。
ジーンズとTシャツでも、なぜかピンヒール。
「ヒールでないとカッコがつかないし、姿勢も悪くなるでしょう?」という美意識があり、決してスニーカーやスリッパであってはいけないのです。
そんな彼女たちは“女性っぽさ”を前面に出したファッションで、メイクが濃く、自己主張も強く、攻めの態勢。
靴は、まさに人の性質を表していると実感します。