最優先するべきこと

この状況をサッカーに置き換えて考えてみましょう。

子どもがサッカーを習いはじめるとき、まずはボールを蹴る楽しさを体感するのがファーストステップとなります。

そうして十分にその楽しさを知ったうえで、次の段階としてテクニックを身につけていきます。

ボールを蹴る楽しさも実感できていないのにディフェンスの練習をはじめたところで、サッカーを続けていきたい気持ちにはなりにくいからです。

楽しさを感じられると、自然と好きになり、続けていきたいと思うもの。

つまり、「楽しく」読むことさえできていれば、自然と習慣化して読む量は増えていきますし、読む本の幅も広がっていきます。

まずは、楽しさを実感し続けることが最優先なのです。

『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(笹沼颯太/ディスカヴァー・トゥエンティワン)