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「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「湯治に行って免疫力アップ」です。

湯治に行って免疫力アップ

温泉は古くから療養、治療に活用されてきました。

「湯治」という言葉があり、今では「温泉療法専門医」もいます。

温泉には、大きく分けて3つの効果があります。

(1)温まることや浮力、水圧などによる「物理的効果」

(2)含有成分が吸収されることによる「化学的効果」

(3)いつもと違う環境に行くことによる「転地効果」

この3つが複合的に作用しているということです。

(3)の「転地効果」には、旅と同じ効果があります。

日常を離れることで気分がリフレッシュするのです。