「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「足を止めて秋の夕日を眺める」です。
足を止めて秋の夕日を眺める
清少納言も言っています。
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり……」
今も昔も、秋の夕日は格別です。
力強く、温かく、そして包み込むように優しい。
夕日には、人の心を揺さぶる力があるようです。