「No」と言われてきた人生
ちゃんみなは、「No No Girls」のオーディションを開催する背景として、自身が「No」を突きつけられた人生を歩んできたことを上げている。
「私はさまざまな場面で『No』と言われてきた人生でした。見た目だったり声だったり曲だったり、あーでもないこーでもないと言われ続けた人生でした」
(音楽ナタリー「SKY-HI率いるBMSG×ちゃんみな、ガールズグループプロジェクト『No No Girls』立ち上げ」)
今ではライブでかなりのキャパの会場を一瞬で埋め、10~20代にカリスマ的人気を誇り、超人気アーティストの仲間入りを果たしている。その独特で唯一無二のファッションやメイクを真似する若者も続出しており、マインドも含めアイコン的な存在なのだ。
さらに、作詞作曲やライブ演出を自ら手がけ、英語と韓国語がペラペラのトリリンガル。韓国でのデビューも果たしている。人気と実力を兼ね備えてきた彼女が「No」と言われ続けてきたなんてにわかには信じがたい。しかし、数々のオーディションに落ちてきたことも明かしており、また先ほど触れたように、確かにデビュー当時の容姿へのバッシングは凄まじいものだったようだ。
それでも腐らずに、死ぬ気で努力して実力を磨き、這い上がってきた過程が、『NG』のリリック(歌詞)を見るとよくわかる。また、容姿を値踏みしてくる声をぶった切るような 歌詞も登場し、実に痛快だ。「怒らせた方が悪いんだよ」「私が誰かわかんだろ」など、ちゃんみな節とも言えるような挑発的な歌詞も健在だ。