容姿に自信がない人が減らない原因

自分の容姿とは長い人生ずっと付き合っていくのにもかかわらず、こんな風に自分で自分のポテンシャルを最大限に発揮する力がなく、死ぬまで自信を持てないままでいるなんて非常にもったいないですよね。

そもそも、化粧品のクオリティは、私が初めてメイクをした20年前と比べるとぐんと上がりましたし、整形や美容皮膚科といった美容医療は非常に身近なものになっています。

韓国コスメにサプリメント、パーソナルトレーニングにピラティス……。

キレイになる手段は追い切れないほどたくさんあるのに、自分の容姿に自信がない人が減らないのはなぜなのでしょうか?

『センスのいい人だけが知っている「自分なりのキレイ」のつくりかた』(著:MIZUKI/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

その理由はいくつか考えられます。

例えば、一部の美容ビジネスによる過度な広告。

まるで“正解の顔”と“間違いの顔”があるかのように発信され、「こうじゃなきゃ美人じゃない」という気持ちにさせられてしまいます。

別に二重でなくても、おでこが丸くなくても美しい人は大勢いるのですが、多くの発信を見ていると「二重じゃない自分はダメなんだ……」「おでこが平らではいけないんだ……」というような気持ちにさせられるのです。

他にもSNSの流行により、加工された姿であるはずの、色白で目が大きくて顔の小さな女の子が、まるで身近な存在のように感じ、ついつい自分と比較してしまう人も少なくないはずです。

美容医療の行き過ぎた広告がなければ、SNSがなければ、容姿に対する悩みは今よりも少ないことは確かです。