「自分なりのキレイ」を体現する人たち

このように、「美容ビジネス」や「ルッキズム(容姿や身体的特徴で人を判断する外見至上主義のこと)」の流れはますます加速しており、これらの文化がない国と比べると、私たちは容姿について自ら悩んでいるのではなく、“何者かによって悩まされている”ということがわかります。

とはいえ、残念ながらこれらの流れを止めることはできません。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

では、どうすればいいのでしょう?

こういった流れに反してひときわ輝き、目を引く存在の人がいます。

それは、「自分なりのキレイ」を体現している、センスが良い人たちです。

例えば男女問わずこんな人に会ったことはないでしょうか?

顔立ちがすごく整っている訳ではなくても、持ち物や洋服が洗練されていて抜群におしゃれな人。

自分のどこが魅力的かを理解していて、素敵に魅せるのがうまく、振る舞いや言動から自信を感じられる人……。

私はデザイナーとして10年以上仕事をしているのですが、仕事柄このような「自分の魅せ方が上手い人」と出会う機会が多いように感じます。

いつ会ってもブレない自分の芯を持っていて、顔を合わせる度にかっこいいなぁと思いますし、魅力的で、真似したくなる憧れの存在です。