これからの家とは

私が生きてきた時代、基本的に家は一生もので、一つの家を買うため、ローンを払うために定年まで働き続けるのが当たり前でした。週末にセカンドハウスで暮らす、という選択肢は一部のお金持ちだけに許された特権だったように思います。

しかし、私の周りを見る限り、今はそうでもなさそうです。いつかかなえたい夢、というわけでもなく、実際に動き出している方が増えているように実感しています。

旅行とは一味違う形でより少し深く地元とかかわる。それでいて、これからも増えていく可能性の高い空き家を、むしろポジティブに使う人が増えるのはやっぱり良いことだし、使う当人にとっても楽しいことなのではないでしょうか。


72歳ひとり暮らし、「年金月5万」が教えてくれたお金との向き合いかた40』(著:紫苑/マガジンハウス)

年金月5万で暮らす紫苑さんが節約する上で学んだ「自分を本当に幸せにしてくれるお金の知恵、工夫、考え方」を40の言葉とともにお伝えします。

シングルマザー×フリーランスという不安の掛け算の中、お金に振り回されて生きてきた人生が「最高の今」に変わった理由とは? 豪奢でも清貧でもない。わたしとお金の付き合い方。