50歳で介護福祉士、53歳でケアマネ 56歳で准看護師になった!

それから、50歳で介護福祉士、53歳でケアマネジャーの資格を取得しました。

所属していた事務所は退社し、個人事務所を設立しました。

そうして介護の仕事を続けていくうちに、在宅診療などで交わされる医師と看護師の専門的な会話がまったく理解できないことがもどかしくなり、「介護医療の分野にも関わっていきたい」と自然と思うようになっていました。

知り合いの医師から看護学校で学ぶことを勧められ、准看護師の資格を取るために養成学校に通い、56歳の春、卒業しました。

いやー、本当に勉強するのは大変でしたよ。苦労しましたが、「この痛みを乗り越えたら、成長した自分が待っている」とがんばりました。

※本稿は、『ケアマネ女優の実践ノート』(主婦と生活社)の一部を再編集したものです。

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ケアマネ女優の実践ノート』(著:北原佐和子/主婦と生活社)

女優・北原佐和子さんが、女優歴42年、介護職歴18年で培った、優しい介護コミュニケーションを伝授。

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北原さんが介護の現場で経験したエピソードから、私たちにできることが見えてくるはずです。