自宅でパグと猫5匹と暮らしている漫画家のひぐちにちほさん。そのドタバタな日常を写真・イラストとともにエッセイに。今回は「ありのままの自分」に気付いた(?)お茶目(パグ)のお話です。(撮影・イラスト・文=ひぐちにちほ)
面白い顔した奴だなぁ
小さい頃からずっと、自分は一緒にいる猫たちと同じ姿だと思っていたはずのお茶目。
そんなお茶目が、初めて鏡を見た時のビックリ顔は、今でも鮮明に覚えています。自分が猫ではなく、こんなフガフガした姿だと知って、さぞかしショックなのだろうなぁ、と思っていました。
ところが!
その後のお茶目は、鏡やガラスの扉に映る自分を、まんざらでもない……いや、むしろ可愛いとすら思っているようなのです。
このナルシストめ♥
ある日、鏡を見ていたお茶目の横に並んでみたら、とても驚いて私と鏡の中の私を交互に見ている……。
ん? 私が2人いると思ってる!?
もしや鏡の意味わかってない!?
どうやらお茶目は、鏡に映る自分を「面白い顔した奴だなぁ」と客観視していただけだったのでした。
ひぐちさん家の愉快な仲間たち