脳の萎縮により、衝動や感情を抑えられない状態に
《理由:脱抑制》
脱抑制は脳(前頭葉)の萎縮により、衝動や感情を抑えられない状態でもあります。
人への配慮や礼儀が失われ、万引きなどの反社会的行為をためらいなく行うこともあります。
この非常識な行為は病気の症状であり、決して本人の悪意ではないことを知っておきましょう。
《お助けアドバイス》
暴言や暴力がある興奮状態のときは、無理に話そうとせず、落ち着くまで待つことも必要です。
非常識な態度をとがめたり、怒りの原因を追求したりすることは、その場の状況をさらに悪化させることがあります。
本人も、どうして自分が怒っているのか、わからなくなっていることもあります。
まずは、不安を和らげることを第一に考えてみましょう。