早期がんなら治癒率も高い
自覚症状のない早期がんは、定期的にがん検診を受けることで発見することができます。
日本では会社や自治体で、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんのがん検診を受けることができます。
定年退職した人も、自治体の検診が受けられるので、住んでいる市区町村に問い合わせてみるとよいでしょう。
これらのがんは、がん検診で早期発見ができれば、9割以上が治癒するとされています。
その治癒率(5年生存率)については、大腸がん98.8%、子宮頸がん93.6%、乳がん100%というデータがあります(全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率、11年から13年診断症例より)。
がんは死ぬ病気だと思い込んでいる人が多いようです。確かに発見のタイミングが遅れれば、死亡するリスクは高くなります。
でも、このような早期がんの治癒率のデータを見れば、少し安心するのではないでしょうか。
それに加えて、がん検診を定期的に受けるようにすれば、がんによる死亡は高い確率で避けられるでしょう。