牡蠣に含まれる栄養素

秋冬が旬の牡蠣は“海のミルク”と言われるほど栄養価が高い。タウリンに加え、貧血や動脈硬化を予防したり、骨の形成に関わる「銅」、そして「亜鉛」が豊富に含まれる。

亜鉛は精液中にも多く含まれ、不足すると男性の生殖能力が低下する。そのほかアルコールの分解に必要な酵素の成分になったり、体内の活性酸素を取り除く作用がある。さらには女性ホルモンの働きを高めたり、免疫機能や皮膚の健康にも貢献するので男女ともに重要なミネラルといえるだろう。

飯田氏によると、「全体の大きさより、身にぷりっと感があるものを選ぶと、栄養素が詰まっている」という。貝殻が付いている時は殻に厚みがあるものを。

※本稿は、『老けない最強食』(文藝春秋)の一部を再編集したものです。

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老けない最強食』(著:笹井恵里子/文藝春秋)

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