DHAとEPAはオメガ3系脂肪酸

日本人の国民食ともいえる魚に含まれる油の成分、DHAとEPAも、代表的なオメガ3系脂肪酸です。

実際、魚をよく食べる人は、魚をあまり食べない人に比べて、心筋梗塞などの虚血性心疾患が少ないという研究があります。

下のグラフのように、もっとも少ない人(週1回)を1とすると、それより魚を多く食べている人は、全虚血性心疾患も、診断の確実な心筋梗塞も、発症のリスクが低くなることが判明しました。

<『図解50歳からの長生き栄養術』より>

心筋梗塞の予防のために、魚を積極的に摂るようにしたいものです。

※本稿は、『図解50歳からの長生き栄養術』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
健康長寿に役立つ栄養素。不足しがちな<食物繊維>は野菜や海藻から摂取できる。さらに、野菜や果物に含まれる<フィトケミカル>にも注目で…
室井滋が老いの専門医に聞く「脳と身体の老化を遅らせる新習慣とは?」大事なのは食事・運動・マインドフルネス。オススメは体を活性化する…
鍋1つに切って煮るだけ。シニアの《隠れ栄養失調》予防にも。不足しがちな栄養素を詰め込んだ、柔らかく飲み込みやすい〈からだが整うスープ〉のススメ【2025年上半期ベスト】

図解50歳からの長生き栄養術』(著:白澤卓二/エクスナレッジ)

知識がなくてもわかりやすい! 50歳からはじめても間に合う!

認知症、がん、寝たきりなど、なりたくない病気への対応策が、図解やデータで簡単にわかる1冊。