上手な聴き手が生産性を高める

10年ほど前、グーグルが統計学者、組織心理学者、社会学者などから構成される「プロジェクト・アリストテレス」を発足し、「素晴らしいチームに必要な要件とは何か?」について分析しました。

もっとも生産性の高いチームにあったのは、「心理的安全性」。

平たく言うと、チームのメンバー全員が本音で意見を言える環境があったのです。裏を返せば、上手に話を聴ける人たちばかりだったのです。

昨今は対面で会話する機会が少なくなったとはいえ、会社員は1日の多くをほかの社員とのコミュニケーションに費やしています。

そこに聴ける人がいるのといないのとでは、生産性が大きく変わってくるのです。

※本稿は『聴く技術 あなたの会話が今日から変わる』(アスコム)の一部を再編集したものです。

 

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