認定結果に対して「不服申立て」ができる
どれほど厳密に介護認定審査を行っても、必ずしも正しい審査結果が出るとは限りません。
特に複数の病気や障害により入院中の患者の状態像を一人の調査員が1時間程度で把握できるものではありません。しかし、その調査結果で一次判定が決定されます。
次に、二次判定では医師を含む5人の審査会員が資料をもとに二次判定を行います。しかし、これら審査会員は実際の申請者に会ったこともありません。
提出された調査結果と主治医意見書をもとに、最も近い状態像の区分に振り分けているだけなのです。このため、本来の状態像とは異なった判定が出てもおかしくはありません。
ただし、審査結果に納得できないときや、高齢者の実態とかけ離れていると感じたときには「不服申立て」ができるので、市町村の担当職員や担当ケアマネジャー、最寄りの地域包括支援センターに相談するのが良いと思います。
※本稿は『親の介護を考え始めたら読む本』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
『親の介護を考え始めたら読む本』(著:柴田元/幻冬舎)
避けられない親の「老い」……
いずれ直面する介護問題を少しでもラクにする「介護の基礎知識」
要介護と要支援の違いから、介護を始めるために必要な手続き、介護をラクにする制度の利用方法まで…
地域包括支援センターを統括するベテラン医師が分かりやすく解説。





