原因不明の不調の原因
自律神経のバランスが整っていると、交感神経が血管を収縮させ、副交感神経が血管をゆるませて、リズミカルな血流を生じさせます。
しかし、どちらかが過剰に優位になってしまうと、このリズムが弱くなって血流が悪くなり、血液の質も落ちます。
実際に顕微鏡で血液を見ると、自律神経のバランスが悪い人の血液は、酸素を運ぶ赤血球が変形していたり、くっついていたり、中には壊れてしまっているものもあったりします。こうなると運べる酸素の量が減り、「どことなく調子が悪い」という症状があらわれます。原因不明の不調は、実は自律神経にあったりするのです。
※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。
『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)
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