言語によって自分が完全に変わるわけではない

私たちが日常生活で用いる言葉遣いが、自己意識にどう影響を与えるかということは興味深い問題です。

異なる言語を使用している時に、自分自身の意識が変わったりもするでしょう。

『日本人の幸せ-ウェルビーイングの国際比較』(著:内田由紀子/中央公論新社)

ただし当然ですが、言語によって自分が完全に変わってしまうわけではありません。

おそらくそこで意識されるポイントや、その言語を通じて表現した結果、他者からの反応が異なり、どのような自己意識が顕在化するのかに違いが出てくるのではないでしょうか。