50代になって、「何かを変えたいけど、何から始めればいいかわからない」「やりたいことはあるけど、自信がない」…こうした悩みを抱えている人はいませんか? インスタグラマーのしょ~こさんは、「誰だって、いくつになったって、新しい世界を見に行くべき」と語り、50代になってから二拠点生活や海外へのひとり旅を始めるなど、さまざまな「実験」を行っています。そこで今回は、そんなしょ~こさんの著書『50代、「心地いい暮らし」は自分でさがす 東京・京都の二拠点生活、海外ひとり旅、憧れの身軽な生き方』から抜粋し、お届けします。
二拠点生活は突然に
それは突然のことでした。ある日メールボックスに届いたメールマガジンを開くと、とある写真が目に飛び込んできたのです。それは長年愛読していた『東京R不動産』の賃貸物件を紹介するメルマガ。若いころから「いつか東京に住めたらなぁ」と漠然とした憧れはあったものの、50年以上も生まれ育った京都から飛び出す勇気もなく、ただ物件を眺めるだけで満足していました。
そんな私の前に、突如築60年の古い一軒家が現れたのです。古びた木枠の窓や畳、それに小さな庭までついている。静かなたたずまいがなんて愛らしいんだろう!(私は味のある古い物件が大好物なのです)。東京都内で古い一軒家の物件なんてそうそう見つかるまい。しかも家賃が破格といっていいほどの金額。今ならがんばったら借りられるかも……? え、借りるのか私!?
東京で暮らすことと同じように、二拠点生活にもなんとなくの憧れがありました。とはいえ、実際に何かを調べたり行動に移したりしたことはなく、「いいなぁ、うらやましい」くらいのテンション。そんな中、目に飛びこんできた小さな古い家が熱量のメーターを突然上げてきたのです。自分で言うのもなんですが、熱量のメーターが上がった私は自分でも制御不能です。
長年賃貸物件のメルマガを購読してきて、物件を見るのがもはや趣味になってしまった私から見ても魅力的で、これは人気物件になるにちがいない。ということは早く手を打たないと誰かに取られてしまう! 本当に借りるかどうかの判断もつかないまま、気がつけば「内見申し込み」のメールをポチっと送信していました。
物件を担当してくれるのはAさん。さわやかな好青年です。いざ、内覧――。