他者のことも大切に
鈴木 それから自分を大切にしたければ、他者のことも大切にしなければいけません。蒔いた種は自分で刈り取ることになるという宇宙の法則を思えば、人の嫌がることはしない、人の喜ぶことをする、その人の素敵なところがあれば褒め、誰かが苦しみの中にいたら手を差し伸べるといったことが、みんな自分のところへ戻ってくることがわかるでしょう。
誰かから親切にされるのを待つのではなく、自分が先に善き種を蒔くことを心がけたいものです。
江原 そのうえで、自律し自立することも大切です。一人で生きていけるという自信があれば、怖いものは何もありません。誰かに依存している限り、いつも人質を取られているようなもので、言いたいことも言えず、やりたいこともできなくなってしまいます。あえて「幸せ」という言葉を使うならば、何よりの幸せとは恐れから自由になることです。失うことへの恐れから解放されれば、思う存分に自分の人生を生きることができるのです。
鈴木 マイナスの感情を心から追い出すことも自分を大切にすることの一環です。多くの人がそうした感情を抱く自分に罪悪感を覚えるのですけれど、マイナスの感情を抱かない人間なんていません。それは自己防衛能力につながる本能なのですから。でも流すことならできます。
江原 確かに。「この人は嫌な人だな」と思ったとしても、その人のことで悶々と過ごす時間は無駄ですよね。どんどん流してしまうに限ります。
鈴木 そうして自分が明るいエネルギーを周囲の人に振りまいて暮らせば、明るいエネルギーの人が集まってくるのです。自分の中心軸は千差万別ですけれど、たとえば自分が笑顔でいることが他の人を喜ばせることにつながり、それが自分の生きがいになるのだと気づいた人は、愛中心の価値観がそのまま自分の中心軸となることでしょう。
※本稿は、『最良の人生を生きる法則』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。
『最良の人生を生きる法則』(著:江原啓之、鈴木秀子/ビジネス社)
「私は、未来は必ず変えられると信じています」
――江原啓之
「甘んじて受け止める覚悟こそが、明るい未来と直結しているのです」
――鈴木秀子






