「高齢者が人をたくさん死なせている」という偏向報道

先ほども書いたように、2024年には2598件もの交通死亡事故が起きています。では、そのうち、世の中の人たちが免許返納をさせたがっている75歳以上のドライバーが起こした死亡事故は何件だと思いますか?

答えは、410件です。

(写真提供:Photo AC)

つまり、死亡事故全体からすれば実は15%程度なのです。少なくとも、「またしても」などと強調されるような数字でないことは明らかなのではないでしょうか。

ただ、免許保有者全体に占める75歳以上のドライバーの割合は9.7%なので、人数の割には多いのは確かです。また、免許人口あたりでは75歳以上の高齢運転者による死亡事故は75歳未満の約2倍の発生件数であり、近年は増加傾向にあるというデータも示されてはいます。