中途覚醒の悩みがあるなら 

「夜中に何度も目が覚めて、いったん目が覚めると今度は寝つけなくなってしまう」という声をよく聞きます。「中途覚醒」と呼ばれる睡眠障害です。   

60歳以上の人の2割は、一晩に数回起きるといわれていますが、目覚める回数が2回以上の場合は、中途覚醒を疑ってみてもいいかもしれません。 

睡眠の相談に来る人にも、「夜中に目が覚めて朝までぐっすり眠れない」という症状が増えていて、日本人ではシニアの1~2割の人が中途覚醒を経験しているといいます。 

寝ている間に何度も起きると、睡眠のリズムが狂い、脳や体の疲労が回復しないまま朝を迎え、スッキリと起きることができない状態になります。

十分な睡眠がとれていないので、昼間に居眠りしたり、仕事や家事に支障をきたしたりするケースもあります。 

若い頃よりトイレに行く回数が増えるのは、加齢によるもので心配いりません。ただ、尿意がないのに目が覚めたり、一度起きたら熟睡できなくなったり、一晩に3回も4回も目が覚めるようなら、睡眠障害の可能性が高いでしょう。 

毎晩のように中途覚醒が続くと、「今日も夜中に目が覚めるかもしれない」という不安がつきまとって、大きなストレスを抱えることにもなりかねません。