心温かい人が多そうなインドに住みたい

そもそもこの種の映画を受け入れたインドの人々の精神性に、私は感動した。日本で彼らのように隣人に近づいたら、たぶん煙たがられる。日本では今、マンションの隣に住む人の名前も知らないし、作った料理を差し入れする習慣など、ほとんどない。

最近では「個人情報の保護」という名のもとに、学校の連絡網も作られないし、マンションの議事録の署名人欄は黒塗りだったりする。これじゃ誰が責任者なのか不明だし、災害時、どうやって連携したらいいんでしょうかね?

「心温かい人が多そうなインドに住みたい!」と思ってしまうのは私だけだろうか?

勿論、エアコン完備の住宅、清潔な水が当たり前の日本で、高度な医療を受けている私が簡単に「住みたい」といえる場所ではないだろう。インドの人口は約14億5,000万人で世界一。人口密度は日本より高く、経済力は世界第5位。かつてはイギリスの植民地支配にあえぎ、カーストによる身分差別もまだ残る核保有国。生きるのは大変なはずだが、国としてのパワーが映画からあふれている。

実は製作本数も、動員数も世界一!  女性の社会進出や教育水準向上で出生率は減少傾向にあるものの、「生きる」ことへの意欲とパワーは、はるかに日本のそれを超えていると感じる。音楽や歌、踊りも生活に溶け込んでいて、家族そろってのダンスシーンなどが見所の1つだ。