陰口を言わない方法
陰口を言いたくなったらどうするか。何か別のことをしたり考えたりする。気持ちや感情は、次々と移り変わっていくものです。Aさんとの間で嫌なことがあり、それについてばかり考えていると、Aさんへの否定的な思いがどんどん募っていきますが、他のことに頭がいくと、案外忘れてしまったりします。陰口を言うまでに発展させないで、Aさんに対する気持ちをとりあえず棚上げし、放っておくのが、いちばん苦しくないし、賢い対処に思えます。
陰口を言わないのがいちばんと知りながら、Aさんとの共通の知人Bさんに会ったら、「この人ならわかってくれるはず」とつい気を許して、言いたくなるでしょう。そのときは言い方を工夫します。長々とはこぼさない。「Aさんは、わたしの言うことを全然受け止めてくれない、一緒に何かをするのは本当に嫌」。言いたいことはそうであっても、「Aさんと意思疎通するのは、結構難しい」くらいにとどめる。
隠れた主語を意識します。「難しい」と感じているのは「わたし」です。「Aさん」は意思疎通のできない人だと、断じているのではありません。同様に「Aさんは頑固だから」「Aさんは人の話を聞かないから」とも言わないようにします。Aさんの固定した属性のようには言わない。レッテルを貼ることをしないのです。
陰口を言わないに越したことはないけれど、完全には止められないなら、一方的に評価しない立場で言いましょう。勢いに任せて話さず、そうした立場をとる余裕を持って、できればユーモアを交えて語れたら、後味の悪さはかなり薄まると思います。
Point 「わたし」を主語にして、相手にレッテルを貼らない
