運動会の逆走って、相当な照れ屋ですね。

――いやはや。評価されたり、注目されたりするのが怖いんです。そんな僕がどうして俳優になったのか……? 子供のころから自分に自信がなくて、自分じゃない人間になりたかったからです。

高校に進学した当時、フォークソングが全盛で、「古井戸」「RCサクセション」の音楽に出会ったことも大きな転機です。

関東六浦は本当に自由で、髪を伸ばすこともオッケー。髪を伸ばしてギターを弾けたらもう自分じゃなくなる! 僕はもう竹中直人じゃないと思えたんです。

英語の村田先生というおじいちゃん先生は、「once moreっていうのは、相撲をもう一回、ワンスモーと発音するんだよ、ねぇ~」と独特な口調で話す先生でした。

「竹中はいつも授業サボって屋上でギターの練習をしているらしいね。ダーメだよ。ねぇ~」って(笑)。個性的な先生が本当に多く、たくさんの先生の物真似が出来ました。