私は1977年に徳島で、日本人の父親とイタリア系アメリカ人の母との間に生まれました。外国人がほかに誰もいないコミュニティで、幼少期を「ハーフ」として過ごした私のトラウマ。

「ガイジン」と呼ばれ、ほかのみんなとは違うことに劣等感を抱き、ありのままの私なんて誰も受け入れてくれないと思って生きてきた。どのポジションに行けば私は安全なのか。どうすればみんなに認められるのか。いつもそんなことばかり考えて。自分を守るにはゴーグルを着けるしかなかったのかもしれません。

ありのままの自分をさらけ出したこの7日間のセッションは、ゴーグルを外され、現実を直視させられる体験でもありました。それによって知ることになった、現実世界との間の大きな歪み。

その後まもなく、17年間一緒にいた夫との離婚を決めたのですが、これは誰が悪いということではなく、それまで見ていたものが現実とはまったく違うことに気づいてしまったからだと思っています。

その後もカウンセリングに通って、時間をかけながら自分自身の感覚を少しずつ取り戻していきました。最初のうちは自分が悲しんでいるのか喜んでいるのかさえわからなかった。

そのうち、内側から突き上げるように湧いてくる激しい感情の正体が怒りであることを理解し、その怒りの奥には悲しみがあることにも気づいて。恐れや不安、劣等感など怒りだけではないさまざまな感情にも、向き合うことになりました。

 

後編につづく

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