日々の暮らしをリハビリに

アクティブに過ごしていた母ですが、2~3年経つと、徐々に転ぶことが増えて、要介護1と認定されました。

ある日、仕事から帰ったら、母がベランダで転倒していたのです。朝、私をベランダで見送ってくれたときに転んだらしく、そのまま6時間、起き上がれなかった……。倒れたまま動けなかった母の気持ちを思うと、今でもやりきれません。

季節が秋だったのは幸いでしたが、もし冬だったら、夏の猛暑日だったら、と考えると恐ろしく、日中も一人にできない段階にきていると実感したんです。

要介護として認定されましたが、私は日々の暮らしこそがリハビリになると考えていたので、母にはできるだけそれまで通りの生活を続けてもらいました。困ったことが起きたら、その都度対応するというやり方です。

たとえば、玄関で靴を履くのが難しくなったら、高めの椅子を探して置いたり。歩くのがつらくなってきたときは、廊下にいくつも椅子を置いて、疲れたらどこでも座れるようにしました。

ただ、これに関しては私、少しスパルタすぎたかな……。もう少し早く車椅子にすればよかった、と申し訳なく思っています。